正負の計算 「逆ピラ(逆さピラミッド)」計算で特訓

1 はじめに
 正負のたし算、ひき算は中学校の学習内容ではとても重要な内容となっている。
しかし、その意味を理解しても十分な練習が不足するためにその計算力定着不十分
な生徒もみられる。ここにおいて教師の採点作業の効率化と生徒の学習意欲の持続、
レベルに応じた反復練習として三角形を逆にしたような形「逆ピラミッド」の計算の
プリントを作成し授業や家庭学習の補助として活用している。


2 学習効果

 このプリントはエクセルのデータで自動的に作成することができる。
教師の問題作成に時間を要しない。

    「逆ピラ」作成のエクセルシートをダウンロードする
(A)

(B)



 Aのシートの一番上の□の中に数を入れることによって問題が作成される。
生徒用にはBのシートが印刷される。中学1年生のレベルでは始めに5つの
数を与える5段の逆ピラミッド程度が適当であると実践から考えられる。
1つのピラミッドで10問のたし算ひき算が必要になってくる。


活用の効果 
  @答えが生徒自身で最後確かめられる。(頂点の数が合えばここの計算が正しいと思われる)
  A省スペースで多くの問題ができる。
  B自分の間違った箇所を自分で発見する喜びがある。(人の間違いを探してあげる喜びもある)
  C1つ1つのピラミッドをクリヤーする達成感を与えることができる。
  D頂点が与えられて自分で始めの5つの数を見つけようとする発展的な学習を可能にする。
  ・頂点が9になるような問題をつくろう。
   ・正の数が5つ負の数が5つあるような逆ピラミッドをつくろう。など
  E学習シートが作成しやすい。